米国債10年利回りとは
米国債10年利回りは、米国政府が発行する満期10年の国債を買った場合に得られる利回り(年率)です。米国の長期金利の代表的な指標とされ、住宅ローン金利や企業がお金を借りるときの金利の基準にもなっています。世界中の投資家が注目しているため、株式・為替・商品などあらゆる市場に影響します。
基本データ
| 対象 | 米国財務省が発行する10年満期の国債 |
|---|---|
| 単位 | %(年率) |
| 主な変動要因 | FRBの金融政策、インフレ(物価)、景気、国債の発行量 |
| 注目される発表 | FOMC(年8回)、雇用統計、消費者物価指数(CPI) |
利回りと債券価格は逆に動く
国債の利回りと価格はシーソーのように逆に動きます。国債が売られて価格が下がると、同じ利息をより安い価格で受け取れることになるため、利回りは上がります。ニュースで「米国債が売られ、利回りが上昇」と言われるのはこのためです。
ほかの市場への影響
- 株価:利回りが上がると、株式より債券の魅力が高まり、特にナスダックなどの成長株が売られやすくなります。
- ドル円:米国の金利が上がって日本との金利差が広がると、ドルを持つ魅力が増し、ドル高・円安に動きやすくなります。
- 金価格:金は利息を生まないため、金利が上がると相対的に魅力が下がり、金価格の重しになりやすいとされます。
利回りが動くきっかけ
物価の上昇(インフレ)が強いと、FRBが利上げを続けるとの見方から利回りは上がりやすくなります。反対に景気の悪化が心配されると、利下げ期待や安全資産としての国債買いから利回りは下がりやすくなります。雇用統計やCPIの発表直後は、利回りが短時間で大きく動くことがあります。