サンデーゴールドとは
金(ゴールド)の先物市場やスポット市場は、金曜のニューヨーク時間夕方に取引を終えると、週明けまで取引が止まります。ところが、CFD(差金決済取引)や無期限先物といった商品の一部は、土日にも取引が続いています。この「週末にも動いている金価格」がサンデーゴールドと呼ばれています。
もともとはIG証券などのCFD会社が週末に提供しているゴールドの取引が呼び名の由来で、「ゴールドサンデー」「サタデーゴールド」「週末ゴールド(Weekend Gold)」と呼ばれることもあります。サンデーダウやサンデー日経と並ぶ、代表的なサンデー指標のひとつです。
サンデーゴールドが動く時間(日本時間)
週末の金価格をめぐる主なスケジュールは次のとおりです。米国の夏時間(3月第2日曜〜11月第1日曜)と冬時間で、日本時間が1時間ずれます。
| タイミング | 夏時間 | 冬時間 |
|---|---|---|
| 金先物(COMEX)が週の取引を終える | 土曜 6:00 | 土曜 7:00 |
| 土日(サンデーゴールドだけが動く時間帯) | 土曜朝〜月曜朝。当ページのチャートは24時間動いています | |
| 金先物(COMEX)の取引再開 | 月曜 7:00 | 月曜 8:00 |
IG証券などのCFDの週末取引は、提供会社ごとに取引できる時間が決まっています。正確な時間は各社の公式情報で確認してください。
なぜ土日に金価格が動くのか
CFDや無期限先物は、金の現物そのものではなく「価格の差」をやり取りする仕組みです。取引所の営業時間に縛られないため、業者や取引所の中で週末も売買が成立します。土日に出た地政学リスクのニュース、要人の発言、選挙の結果などが、少しずつ価格に反映されていきます。
金は「有事の金」といわれ、世界情勢が不安定になると買われやすい資産です。週末に紛争や金融不安のニュースが出ると、サンデーゴールドがいち早く上昇することがあります。
サンデーゴールドの見方
基本は、金曜のニューヨーククローズ(取引終了時)の値と比べて、今どちらに何%動いているかを確認することです。上の週末ボードでは、この「金曜比」を自動で計算して表示しています。
- 金曜比 ±0.3%以内:週末に大きな材料は出ていない、ほぼ横ばいの状態
- 金曜比 ±1%前後:週末のニュースに反応している状態。月曜朝の金先物も同じ方向で始まりやすい
- 金曜比 ±2%以上:大きな材料が出ている可能性。ニュースを確認しておきたい水準
数値はあくまで目安です。金価格は米国の金利やドルの強さにも左右されるため、週末ドル円やサンデーダウの動きとあわせて見ると、週明けの全体像をつかみやすくなります。
月曜日の金相場への影響
金先物は日本時間の月曜朝(夏時間7時・冬時間8時)に取引を再開します。週末にサンデーゴールドが大きく動いていた場合、再開直後の金価格は金曜の終値から離れた水準で始まりやすく、これを「窓を開けて始まる」と呼びます。
ただし、週末の値動きは参加者が少ない中でついたものです。月曜に取引参加者が戻ると、行き過ぎた分が戻されて窓が埋まることもよくあります。サンデーゴールドは「月曜の答え」ではなく、週明けに何が起こりそうかの予告編として見るのがよいでしょう。
サンデーゴールドは「あてにならない」?信頼性について
「サンデーゴールドはあてにならない」と言われることがあります。これには次のような理由があります。
- 取引が少ない:週末は参加者が少なく、少しの売買でも値が大きく動きます。
- 業者ごとに値が違う:CFDの価格は各社が提示するもので、取引所で決まる正式な価格ではありません。当ページのチャートも、海外の暗号資産取引所で取引されている商品の価格です。
- 月曜に修正されやすい:週末の動きが行き過ぎていた場合、月曜の取引再開後に元に戻ることがあります。
つまり、1ドル単位の水準を当てにするものではありません。方向と大きさの目安として使えば、週末でも相場の雰囲気をつかめる便利な指標です。
実際にどのくらい当たっているのかは、毎週の「週末の動き」と「月曜の結果」を記録したサンデー指標の検証データで確認できます。
円建ての金価格(1グラムあたり)の目安
ニュースで見る金価格の多くは「1トロイオンス(約31.1g)あたりのドル価格」です。日本円の1グラムあたりの価格に直すには、ドル建て金価格 × ドル円 ÷ 31.1035 で計算します。上の週末ボードの値を使った目安の円換算を、ボードの下に自動で表示しています。国内の店頭価格には手数料や消費税が加わるため、実際の販売価格・買取価格とは異なります。